良い物をより長く使って頂くために

最近は物の値段がわかりずらい時代です。
自転車でいえば私の子供時代は大変高価な物でした。
当時安くても子供車(22インチくらいでした)は4万円弱したと思います。
しかし今はどうでしょう?
安い物は2万円もしないで買えるし、大人が使う26インチ前後の物は1万円もしない物まであります。
百円均一のお店で見る品も「これが100円?」と驚くばかり。
きっとそこには大量生産だから出来るものと、質を落とす事から出来るものとが絶対あります。
先日修理させて頂いたお客様は同時期に2台同一の自転車を買われたそうです。
購入されてから1年以上経っているとの事でしたが、使用感も少なく綺麗でした。
しかし2台共発電ライトが点灯せず、原因を調べると発電機(ダイナモ)不良と判明!
結果2台共発電ライト交換となりました。
タイヤ・チューブ交換っていくらなの?の質問で「前4,000円、後4,500円」とお答えすると、
結構するのね・・・もう古い自転車だから新しいの買った方がいいわね!と判断される方がいらっしゃいます。
確かに新車が1万円くらいで買える時代ですから、そんな選択もありだと思います。
しかし結構有名メーカーの作りの確かな自転車だったりすると、勿体無いなぁ~と私は感じる事もしばしば。
数年乗れば高い自転車も錆びたり汚れたり、すり減ったりします。
でも少し手を掛けてあげれば、また数年乗れるようになります。
修理して乗る事も新しい物を購入する事も選択権はお客様にありますが、
安い物には裏がある事をお考え頂き、今ある物を大切に使って頂きたいと願います。
そこで私の出来る事は交換修理に使う品は儲け主義でなく確かな品を、真面目な仕事で提供する事です。
自転車はある意味命も左右する乗りものです。
安全・快適に使って頂けるように時間がかかっても見落としの無い仕事を心掛けたいと思います。


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